どうも!お待たせしました!!
「健康に最近興味を持ち始めた」
「健診結果を見直そうと思った」
そんな方のためお送りしている第3弾、
題して!!
健診検査項目まとめ〜!!!
〜痛風・腎機能・膵臓・全身の炎症編〜
(長すぎないか!?)
あなたは健康診断の結果を見直す時、
ネットで気になる項目を検索しませんか?
「この数値が高い/低いと何の病気だろう」
「悪いものだったら怖いな…」
「放置していても大丈夫?」
「何科で精密検査を受けたらいいの?」
などなど…。
この記事では、
あなたの疑問に少しでもお答えするべく、
健診の事後指導に関わっている
現役保健師のすなふがお答えします!
この記事を読み終わった頃には
自分自身の判断で
生活改善をしようと思ったり、
納得して病院へ受診できると思います。
今回は
◯痛風発作を防ぐポイント4つ
◯腎臓病を予防するポイント6つ
も紹介した盛り沢山な内容になっております…!
健康な数値だったみなさんもぜひ、
健康診断の結果や
今の生活習慣を振り返るために
ご活用いただけると嬉しいです!
基準範囲は、日本人間ドック・予防医療学会に則っています。
わかりやすくするため、
言い回しを変えて表現している部分もあると思います。
あくまで「すなふの手記」としてご参考にしてください。
今回は
痛風
腎臓
膵臓
全身の炎症/感染症について
熱く語っていくよ〜!!
熱く語りすぎたかも…
PCで見るのを勧めます…
ぜひ、目次から
気になってる項目へGO!
痛風(尿酸)の検査
さて、突然ですが!
痛風ってなんだか知ってますか?
字のままの意味です
「風が吹くだけで痛い」
そんな病気…………
うっ…絶対なりたくない…
こわすぎる……………(震え)
【痛風とは】
血液中で異常に増えた尿酸という物質が結晶化して足の関節などに溜まり、激痛を引き起こす病気です。
突然の激しい痛み(痛風発作)が特徴で、約7割が足の親指の付け根に起こるのですが、足首やアキレス腱、手首などに現れることもあります。
また、尿路で結晶化すれば尿管結石(激痛)、腎臓で結晶化すれば痛風腎→腎不全→透析と進行します。
「痛風は知ってるけど 自分には関係ない」
そう思う方もいるかもしれません。
でも、
痛風は結構身近な病気なんです…
最近は、
普段の食生活や運動不足が影響して、
若い人にも多いといわれてる痛風…。
しかも、
男性は女性よりも痛風になりやすく
痛風患者の9割以上は男性です。
なので、
男性は特に注意が必要なんです!
最初の痛風発作は、激痛ではあるものの、
自然に痛みがおさまることも多く…
だからこそ 安心してしまって
正しい診断や治療を受けずに
異常を放置してしまいます。
同様の発作が何度も繰り返され、
発作のたびに病態が悪化します。
尿酸値が高い状態を放っておくと、
痛風発作の他、
動脈硬化、尿路結石、心臓病、腎障害を引き起こすなど、
命にかかわる合併症を起こす危険性もあるのです…!
「尿酸値が高い」
って怖い状態なんだね…
だからこそ、
尿酸値が高めの方は、
早めの生活改善・見直しが必要です!
もちろん、体質も影響すると思うので、
異常を指摘された場合は、お早めに受診して先生へご相談ください!
痛風(尿酸)の検査の再検査・精密検査は
内科・消化器科へ
細胞の分解で発生する
老廃物
【基準範囲】
2.1 ~ 7.0 mg/dL
【基準範囲外で疑う病気】
高値:尿酸血症、痛風、尿毒症、
腎炎、尿路結石、白血病、
多発性骨髄腫 など
尿酸は、
全身の細胞の核にある「プリン体」が
分解された後に発生する老廃物のことです。
プリン体…
ビールやお酒が好きな方は
「プリン体ゼロ」
などの言葉で聞いたことが多いかと思います。
*ゼロ表示=100mLあたり0.5mg未満
(結局ゼロじゃないんかい!コーラのゼロと一緒です)
プリン体は
我々の体中で生成される物質の1つです。
特定の食材、特に動物性の食品に多く含まれていて、
食事からもたくさん摂取できてしまいます。
通常であれば、
プリン体は体内で分解されて尿酸となり、
尿と一緒に排出されています。
そのため、
血液内の量は一定に保たれています。
しかし、
プリン体を含む食品の取りすぎ、
腎臓の機能低下などで、
プリン体→尿酸として上手く排泄できなくなると、
血液中の尿酸値は上昇していきます。
その結果…
身体の関節などに溜まって結晶化し、
激しい痛み=痛風発作を生じるようになるのです。
尿酸値が9.0mg/dLを超えると、
痛風のリスクが急上昇するので特に要注意!
まずは
尿痛風発作を起こさないように、
既に痛風発作を起こしてしまったならば
再発作を起こさないように、
気をつけるべきポイントがあります!
ここでは4つご紹介しますね!
①プリン体を多く含む食品を控える
→プリン体の多い食品は下記で丁寧にまとめました。
ここでは例として、
ビールや日本酒などの
プリン体を多く含むアルコールについて説明します。
アルコール自体、
摂取することにより、
「身体の外へ尿酸を出しにくくする」
という状況をつくります。
プリン体を多いアルコールに…
プリン体を多く含むおつまみをプラス…
プリン体が身体の中で溢れる…
プリン体→尿酸を大量につくるが上手く外へ出すことができない…
その結果=尿酸値急上昇!
といったような悪循環に…。
ですから、
プリン体は控えめに
摂るなら適量にすることが大事です…!
②脂肪分・糖分・塩分を多く含む食品は控えめに
食事をバランスよく食べる
→食事をバランスよく摂ることで、
身体の中で結石になる=結晶化するのを防ぐことができます。
何事も適量が大切なのですね…!
摂りすぎ注意の食品 |
◯プリン体を多く含む食品 ・魚卵 ・肉や魚の内蔵類 ・エビ、カニ、貝類など ・ビールや日本酒 ◯脂肪を多く含む食品 ・バター、マーガリン、ラード、 ・肉類(特に牛・豚)など ◯シュウ酸を多く含む食品 ・ほうれん草、チョコレートなど |
積極的に摂りたい食品 |
◯尿をアルカリ化する食品 ・海藻類 ・野菜類(特に緑黄色野菜) ◯低脂肪の食品 ・鶏ささみ、鶏むね肉(皮なし)、豚ヒレなど ・鱈、ツナ(ノンオイル) ◯カルシウムを多く含む食品 ・牛乳、ヨーグルトなどの乳製品 ・小松菜などの緑黄色野菜 ・納豆などの大豆製品 ・小魚やししゃもなど |
③水分をしっかり摂る
→身体の中から尿酸を出すために、水やお茶でしっかりと水分を摂りましょう!
④適度な有酸素運動をする
→1日20分以上のウォーキングなどの有酸素運動で緩やかに代謝をあげましょう!
適度な有酸素運動は血流を良くして、尿酸値改善に役立ちます。
逆に、
短時間で激しく筋肉を使うような無酸素運動は、
筋細胞へ悪影響を与えて尿酸値を上昇させます。
尿酸値が高めの方は参考にして
生活改善を始めてみてください。
痛風発作を起こしませんように
来年は尿酸値が下がりますように
心から祈ってますよ!
腎機能の検査
最近…
とあるニュースで話題となりました。
そう、「腎不全」
腎機能が上手く働かないのが腎不全
何が体に悪いのでしょうか…。
どうして命に関わってくるのでしょうか…。
それをぜひたくさんの人に知っていただきたい…!
次は、
基本的な腎臓の働きについて説明していくよ!
【腎臓の働き】
腎臓は「血液をろ過して余分な老廃物などを尿として排出する」といった血液の浄化を行っています。
身体の中を綺麗で健康に保つために、すごく重要な役割を担ってくれているんです。
肝臓ちゃんに引き続き、大事な臓器ちゃんです。
腎臓は、血管や心臓にダメージを与える生活習慣病と大きく関係していて、一度機能が低下すると修復が困難な臓器です。
腎機能低下を放置していると、
慢性腎臓病(CKD)や腎不全へ進行します。
身体に老廃物や毒素が蓄積し、やがては人工透析や腎移植といった大変な治療が必要になります。
透析をしなければ、身体に毒素が溜まり続けてしまい、半年〜2年ほどしか生きることができません。
しかし、
透析をするには、目安として、月に何十万といった高額な医療費がかかり、週3回4〜5時間といった膨大な時間を治療にあてなくてはなりません。
さらに、透析自体にさまざまな合併症のリスクもあります。腎不全はかなり危ない状態なのです。
上記の説明で、
腎臓ちゃんがいかに大切な役割を担ってくれているか、
しっかり働かなくなってしまったら身体にいかに悪影響かと、
お分かりいただけたのではないでしょうか。
腎機能低下の原因は、
遺伝や感染症、薬やサプリの副作用、尿酸値の異常、糖尿病の合併症など様々です。
腎臓病の初期は自覚症状がなく
一度悪くなった腎臓は元には戻りません…!
2011年時点で、
日本では成人の8人に1人、
1,330万人が慢性腎臓病(CKD)だと言われていています。
(国立循環器病研究センターより)
非常に身近にあって危ない病気のひとつなんです…。
全体の47%と、
約半数が健診で発見されたという実績もあるので、
腎機能に異常が見られたら、
早期治療を行なって、
進行を食い止めることが重要です!
健康診断で腎臓機能について指摘されたら
ぜひ、お早めに受診して先生にご相談ください!
腎機能の検査の再検査・精密検査は
腎臓内科・泌尿器科・内科へ
腎臓に優しい生活は
今、元気な方にも知って欲しいのでポイントをお伝えします!
腎臓は生活習慣病が大きく影響します。
これ以上
腎臓病を予防するポイントを
6つ紹介します!
①十分な睡眠、休息をとる
→睡眠不足や疲れは腎臓に負担をかけてしまいます。
睡眠や休息をしっかりとり、規則正しい生活を心がけましょう。
②風邪をひかないようにする
→風邪や細菌感染が腎臓病の原因になることもあります。
うがいや手洗い、入浴の習慣をしっかり行い、清潔を保ちましょう。
③適度な水分補給をし、
トイレを我慢しない
→水分を適度にとると、腎臓にちゃんと血液が流れるため、負担をかけずにすみます。
尿酸が高い方は腎臓などで石になるのを防ぐことができます。
水分をしっかりとり、しっかり外へ流してあげることが大切です。
④適度な運動をする
→激しい運動をすると筋肉に血液が集中し、腎臓に入る血液が減るために、腎機能が低下します。
結果として、クレアチニンや尿素窒素といった老廃物も体内に増えて、腎臓へ負担がかかります。
ウォーキングなどの適度な運動で血行を促進することは、腎臓に良い血流が保てる良い習慣です。
さらに素晴らしいメリットがたくさんあるのでおすすめ!
ぜひ、前記事も参考に!
⑤減塩を心がける、たんぱく質の摂りすぎを控える
→塩、醤油、味噌、お漬物、加工食品など…
塩を取りすぎてしまう食生活の方は要注意です。
腎臓に負担がかかるため、減塩を心がけましょう。
また、たんぱく質の摂りすぎも腎臓に負担がかかるので、バランスの良い食生活が大切です。
⑥高血糖、高血圧、高尿酸血症にならないように注意する
→高血糖・高血圧・高尿酸血症は腎臓にダメージを与えてしまいます。
生活習慣に気を付けると同時に、しっかり受診してコントロールしてあげることで、腎臓病の予防にもつながります。
じゃあ ここから
腎臓の検査を
細かく分解してみてみよう!
老廃物の1種
【基準範囲】
男性:1.00mg/dL以下
女性:0.70mg/dL以下
【基準範囲外で疑う病気】
高値:急性・慢性腎臓病 など
クレアチニン(Cre)は老廃物の一種で、
腎臓でろ過された後に尿中へと排泄されます。
通常はほとんどが尿中にされますが、
腎機能が低下していると、ろ過されずに体内に蓄積していきます。
その結果、値が上昇していきます。
たんぱく質由来の老廃物
【基準範囲】
7 ~ 20 mg/dL
【基準範囲外で疑う病気】
高値:腎炎、尿毒症、肝硬変、肝不全 など
低値:妊娠、慢性の低栄養 など
尿素窒素(BUN)は
たんぱく質が身体のエネルギーとして使われた後の老廃物です。
腎臓でろ過されて、通常は尿中に排出されています。
腎機能が低下するとろ過しきれないものが血液中に残ってしまい、値が高くなります。
しかし!
プロテインを大量に摂取したりしてタンパク質を摂りすぎると、
量が多すぎてろ過しきれずに値が上昇してしまいます。
その結果、腎機能低下が疑われてしまいます…。
日常的にプロテインを摂取している方は、
健康診断受診前には量に気をつけてくださいね…!
腎臓が老廃物を排泄する能力を示す値
【基準範囲】
60 mL/min以上
【基準範囲外で疑う病気】
低値:尿慢性腎臓病(CKD)、腎機能障害
eGFR (イージーエフアール)は
腎臓が老廃物を排泄する能力を示す値です。
クレアチニン値・年齢・性別から算出します。
クレアチニン値だけでみるよりも正確な評価ができます。
低値の場合、腎機能の低下が疑われます。
慢性腎臓病(CKD)の診断、重症度判定に使われています。
尿中に含まれるたんぱく質
【基準範囲】
陰性 (ー)
【基準範囲外で疑う病気】
陽性(+):急性腎炎、ネフローゼ症候群、前立腺および膀胱の腫瘍・炎症、
尿路結石、膀胱炎、急性・慢性腎臓病 など
排泄される尿中に含まれているたんぱく質の量を調べる検査です。
健康な人の尿中にはみられることはないですが、
腎機能が低下すると、
身体に必要なたんぱく質も腎臓から排出されてしまい、尿中に出てきます。
その量を調べることで、腎機能低下のレベルを簡易的に調べます。
また注意したいのは、
激しい運動後、発熱時、ストレスなどでも腎臓に負担がかかると
尿蛋白は陽性(+)になることがある、ということです。
何度も言っちゃいますけど…
検査前の激しい運動は控えてくださいね!笑
たんぱく質と腎臓、たんぱく質と肝臓は深い関係があります!
以前の記事でも説明してますので、ご参考に!
尿中に含まれるヘモグロビンの有無
【基準範囲】
陰性 (ー)
【基準範囲外で疑う病気】
陽性(+):腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、腎結石、腫瘍、白血病、心筋梗塞、尿路結石 など
尿に含まれているヘモグロビンの有無を調べます。
ヘモグロビンについては、一般血液編で説明しているので割愛します。
尿蛋白と同様で、
健康な人の尿中にはみられることはないものです。
膀胱、腎臓、尿管など、
尿が通る道に異常があると、
尿にヘモグロビンが混じることがあります。
前立腺炎や泌尿器系のがん等でも
尿潜血は陽性(+)になることがあります。
尿潜血は「潜む(ひそむ)」の字の如く、
目で見てわからないレベルの血尿なんです。
目で見て血の色がわかる「肉眼的血尿」になる前に
異常を早期発見できる検査のため、大事なのですね!
尿の固形成分(沈渣)のこと
【基準範囲】
赤血球・白血球:4個以下/毎視野
【基準範囲外で疑う病気】
赤血球がある場合:
出血を伴う病気
糸球体腎炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿路結石 など
白血球がある場合:
炎症を伴う病気
糸球体腎炎、腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎 など
細菌がある場合:
腎臓や尿路の細菌感染で起こる病気
腎盂腎炎、膀胱炎 など
上皮細胞がある場合:
腎臓や尿路の炎症 など
円柱細胞がある場合:
腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症 など
尿を遠心分離機にかけて得られた固形成分(沈渣)を顕微鏡で調べる検査です。
試験紙で行う尿検査よりも、詳しく正確な情報が得られます。
人間ドックや病院での検査で知ることが多いでしょう。
赤血球、白血球、細菌などが、
顕微鏡の視野に何個見えるのかによって異常か判断します。
腎臓、膀胱、尿道などの異常を知り、
病気の診断に役立てることもできます。
まぁ、あくまで
役立てることができるのは
病院の先生だけどね(笑)
膵臓の検査
血液からわかる膵臓の異常…。
膵臓のがんは非常に見つかりにくく、
自覚症状があるという時点では、
もうかなり進行してしまっていて余命◯年、といった悲しい例が多いように思います。
「君の膵臓を食べたい」って
映画や漫画にもなった小説をご存知ですか?
ざっくり言うと、
高校生の明るく可愛らしい女の子が、
膵臓の重い病気を患います。
その女の子の「死ぬ前にやりたいこと」を
主人公の「僕」と共に叶えていき、
心を通わせて成長していく物語です。
それくらい、大変な病気の1つなのですね。
実際、私も若くして膵臓がんで亡くなった方を何人も知っています…。
膵臓がんに関わらず、
あらゆる「がん」を早期に発見するために、
超音波検査は1年に1回は受けて欲しいです。
このコーナーでは、
血液データから膵臓の異常をみる検査項目として、
健診で扱っていることも多い、
「血清アミラーゼ」をご紹介しておきます。
糖質を分解する消化酵素の1つ
【基準範囲】
40 〜 122 U/L
【基準範囲外で疑う病気】
高値:急性・慢性膵炎、膵がん、慢性腎不全、耳下腺炎、膵のう腫 など
血清アミラーゼは糖質を分解する消化酵素の1つです。
主に、膵臓・唾液腺・耳下腺で分泌されるため、
それらに炎症や異常がある場合は、血清アミラーゼの数値が上昇します。
膵臓の「腫瘍マーカー」として使われることもあります。
「腫瘍マーカー」とは?
がん細胞が産生する物質で、血液中などで測定できるものを「腫瘍マーカー」と呼びます。
がんの種類によって、それぞれ特徴的な腫瘍マーカーがあります。
がんの診断・診断後の病状経過・治療効果などをみる目的で使われることもあります。
アルコールや脂肪の多い食事の摂りすぎで
膵臓の細胞が破壊されると、
膵炎を起こしたり、数値が上昇することもあります。
肥満・飲酒・ステロイドのお薬の使用等で
数値が上昇する傾向があります。
もしも、異常値だった場合には
出来れば大きな病院で、再検査・精密検査をお勧めします…!
膵臓の検査の再検査・精密検査は
内科・消化器内科へ
炎症や感染症を調べる検査
ここのコーナーでは
分類するのが難しかったものをまとめてお送りします!
炎症や感染症…。
大事なんだけど、この数値だけでは何とも言えない…
だからこそ、
精密検査を受けに病院に行って欲しいんです。
ただ、
再検査・精密検査はどこで受けるかと聞かれると
少し難しいんです…。
なので、
◯受診した施設や機関に問い合わせる
◯主治医がいる場合は主治医へ相談する
◯何でも見てくれそうな大きめの病院に行く
あたりが妥当でしょうか?
万が一もありますので、放っておかないでください。
何ともないことを願っています。
体内の炎症レベル
【基準範囲】
0.30 mg/dL以下
【基準範囲外で疑う病気】
高値:細菌・ウイルス感染、膠原病、心筋梗塞、肝炎、肝硬変、がん など
体内に炎症が起こると血液中に増えて、高値になります。
広く全身の炎症を表す数値のため、
炎症や組織の損傷がないか、病気の重症度などを見るのに役立ちます。
大きな怪我や手術の後、高熱の時なんかはすごく高い数値になったりします。
しかし、
健康だと思っている人が高値の時は
身体の中で何かしら異常が起こっています。
その原因となる病気を確定するため、検査を受ける必要があります。
自己抗体の1種
【基準範囲】
15 IU/mL以下
【基準範囲外で疑う病気】
高値:関節リウマチ、他の自己免疫性疾患、肝臓病 など
体内に侵入したアレルギー物質から
体を守る抗体(IgE)を自分で攻撃してしまう、という
「自己抗体」の1種です。
主に関節リウマチの診断に使われることが多いです。
その他の「自己免疫性疾患」や肝臓病などでも
高値になることがあります。
関節リウマチに特異性の高い抗体
【基準範囲】
4.4 U/mL以下
【基準範囲外で疑う病気】
高値:関節リウマチ
抗CCP抗体は、
関節リウマチに特異性の高い抗体です。
関節リウマチの診断だけでなく、
診断確定前に関節リウマチの発症を予測することもできるといわれています。
そのため、
血縁にリウマチの方がいる場合は、検査を受けてみるといいかもしれません。
抗CCP抗体の値が高い場合(陽性)は、関節破壊の程度が強い可能性があるとされています。
リウマチが落ち着いてくると、徐々に値が低下することがあり、
治療効果や病気の状態を判断する方法の1つにもなります。
梅毒を調べる検査
【基準範囲】
どちらも陰性
【基準範囲外で疑う病気】
陽性(+):梅毒
*膠原病や高リン脂質抗体症候群などでも陽性になる場合がある
どちらも、梅毒スピロヘータ(細菌)によって発症する、
梅毒を調べる検査です。
TPHAは、過去に梅毒にかかったことがあるかどうか
RPR法は、梅毒の現在の活動性(感染力)
を調べます。
梅毒に一度感染して治療を受けると、
TPHAは陽性のままで、RPRは陰性になります。
治療は抗生物質が使用されますが、
病原体を完全に死滅させるには長い期間使用しなければなりません。
しかし、
人にうつしてしまうし、とても怖い病気なので、
陽性になった場合は、
先生の指示に従って正しい治療を受けてください。
抗生剤の副作用もありますからね。
最近、
日本で結構梅毒は増えているらしいですから…
心配だったら、検査を受けてみるとよろしいかと思います。
今回のまとめ
いかがだったでしょうか?
全身の状態を保ったり
全身の炎症を伝える能力があったり
「人間の身体」が いかによくできているか…
拙く長い説明ではありましたが、
なんとなく、
なんとなーくわかっていただけましたか…?
肝臓ちゃん以外にも、
腎臓ちゃん、膵臓ちゃんという臓器も
頑張るあなたの身体を今日も支えてくれています。
臓器ちゃん、
いや、
自分の身体と心を
陰ながら支えてくれている全てのことに
私は今日も感謝を忘れずにいたいと思います。
元気で生きることができている
今、この瞬間に、心から感謝します。
元気な身体は当たり前ではないのですから。
今回の手記をしっかりお読み頂いたならば、
自分自身の判断のもと
「今までの生活を見直そう」
「納得したからこれから受診しよう」
と読者の方は思ってくださると信じています。
「結果を振り返らずに放置しておくのは結構怖いことだった…」
と、
あなたやあなたの大切な方の
今を見直すきっかけの1つになれたら、
とても嬉しいです!
正常な数値だった方もぜひ、
今の生活を改めて考えるきっかけにして頂き、
今後も健やかに過ごせますように🌟
次の記事もお楽しみに!